スタミナやスピードのトレーニングや強化方法

「サッカーは疲れてキツイ・・・」
そう思う方も多いと思います。
まず、1500m持久走のタイムは、サッカーのスタミナに比例するとは限りません。

同様に、50m走や100m走のタイムも、サッカーのスピードと比例する訳ではありません。

応用は利きますが、実戦のサッカーにおいては、1500m走や100m走と同じ走り方をする機会は、まず無いと言っていいでしょう。


現代サッカーにおいて重要な事は、加速力回復力とも言われています。

サッカーのインターバルトレーニングは、テレビのニュースなどで見た事がある方がほとんどでしょう。

もちろん、プロにおいては食事制限もあり、かなり敷居が高いものとなり、効果に時間がかかります。


しかし、今回は道具を使わずに効率良く、スタミナをつける自主トレーニングを提案いたします。

・レベル1 考えながら軽いランニング
・レベル2 (10mダッシュ1往復+0.5往復歩行)を反復
・レベル3 (50mダッシュ2往復+0.5往復歩行)を反復


レベル1 考えながら軽いランニング

サッカーは常にダッシュし続けるスポーツではありません。

また、タイムを競う様な長距離の走り方を繰り返す事は、あまりオススメできません。

常に周りを見て試合の中にいるイメージをしながら走り、敵や味方が何を考えているか、頭の中でボールがどこに行くのかを予測しながら、コースを決めず変則的にランニングを行ってみましょう。

また、試合において敵に気づかれない様な(音やフォームなど)、走り方も意識しましょう

※しっかり周りを見て、車や人に気を付けましょう。

実際のゲーム形式でも、何も考えずにガムシャラに動くより、ボールや人の動きを予測しながら無駄なく効率良く動くと、実際の体力はあまり向上しなくても、サッカーにおけるスタミナはすぐに向上します。

ただし、クラブや部活などでは、一生懸命ランニングをすれば、監督やコーチへのアピールに大変効果的です。



レベル2 (10mダッシュ1往復+0.5往復歩行)を反復

もし、10mという距離の加速力が身に付けば、数cmや0.1秒を争う競り合いにも強くなれます。

ただし、実際の試合で、やみくもにダッシュしてドリブル突破を許すと、精神的にも疲労してスタミナを大きく消費します。

ダッシュ練習の時でも実戦をイメージし、勝てる間合いを意識し、素早い攻守の切りかえを考えながら、10mダッシュ一往復を試してみて下さい。

まずは、スピードの最大値を上げる事よりも、無駄なく正しく勝てる距離を見つける事が大切です。


また、サッカーにおいて試合中に、
「今はボールが来ないだろう」、
「試合の結果は決まっただろう」、
というマインドは、集中力を切らし非常に危険です。

もちろん、体力と同様に、集中力を試合中100%フルパワーで持続する事は出来ません

サッカーにおいては、「休む上手さ」がスタミナ向上の鍵です。

常に集中力を残して、周りを見ながら回復をし、「休む力」を身に付けるための0.5往復歩行であり、それらを意識したトレーニングです。

歩行が0.5往復だとスタート位置が変わりますが、規則性を少なくし、出来るだけ飽きずに頭を使う為です。


レベル3 (50mダッシュ2往復+0.5往復歩行)を反復

サッカーにおいて、実力が近いと、気持ちが強い方が有利です。

最後まで走り勝つという意識が重要になります。

いくら長距離走が早くても、サッカーにおいて諦めが早ければ、最大限に活かす事ができません。

まず、50mを全力で2往復立て続け全力ダッシュは、かなりキツイですが、苦しい練習は勝つためなので、試合終盤をイメージして行いましょう。

また、得点が生まれやすいカウンターの時に、チャンスを活かしたり、ピンチを防ぐため、早い切りかえが必要であり、そのための50m2往復ダッシュなのです。

ここでも、0.5往復の歩行では、常に次の事を考え、集中を切らさないイメージが大切です。



もちろん、初心者の方は苦しい練習は嫌かもしれません。

その場合は、ボールを使って試合をイメージした、自主トレーニングをメインにして良いかもしれません。

ただし、苦しい練習は試合の終盤で大きく役立ちますので、1つ上のレベルに行く為に、是非お試し下さい。


もちろん、サッカー上達が最大の目標であるのに、短距離走や長距離走のための筋肉や体力を、必要以上に向上させてしまうのは危険だと思います。


ちなみに、海外選手の多くは、持久走を真面目に走らないそうです。

しかし、あくまでも海外での話なので、誤解が生じないようお願いいたします。


これらのトレーニングは、目的に合わせて応用してみて下さい。


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