急激に上達するためのヒント

今回は上達へのヒントについてです。

まず、サッカーを1試合当たりで見ると、1人のボール保持時間は極めて少ないです。(90分11人制の場合、メッシで2~3分。)

そのため、ボールを持っていない時間の、ポジションの取り方が重要です。


むしろ、ボールを持っていない時間が、サッカーのほとんどなのです。


常に、どこへボールが行くかを予測し、自分の近くにボールが来たら何をするかを考えましょう

よいポジションを取るだけで、簡単に敵の攻撃を止められたり、楽に抜けたり、あっさりシュートまでいける可能性が高まるのです。



次に、チームが勝つために、自身に何ができるかを考える事が大切です。

安易に、個人技で打開する事を考えたり、不満ばかり訴えても、上手くいきません。


つまり、

・目立ちたい
・怖い
・周りが自分に合わせてほしい

こういった気持ちを出来るだけおさえ、チームや応援してくれる方に対し、自分に何ができるかを考える事。

「今のチームが勝つために、自分は何をするべきか?」

これらを、つけ足して技術の練習をしてほしいのです。



プロとアマチュアの違いは、
・任せられた役割を遂行する力
・大きな舞台やピンチの時にいつも通り動ける力

が、大きいと思います。

器用なタイプのアマチュアより、不器用なプロはたくさんいます。

しかし、プロの場合は、チームやファンに必要とされ、生き残るための技術に長けているのです。



「技術」「経験(年数)」「身体能力」
それらは武器の1つであり、一番重要ではありません。

「戦術」「キャリア(実績)」
多くの人に理解しやすいものであり、それらも一番ではないのです。


分かりやすいところでいえば、「技術」「経験」「キャリア」で劣るチームが、ジャイアントキリングをする場面は少なくないと思います。

また、世界的なセンターバックであった、カンナバーロ や プジョル は、同ポジションでは身長が低く、足が遅いことで有名でした。

この二人のレジェンドは、ヘディングで負けないために大きく助走をとったりと、他の選手に比べて油断ができない事が、良い方向に進んでいたと予想されます。



サッカーにおいて、本番でチームの方向(意識)を1つにする事、それが最重要だと私は考えています。

不思議な事に、いくら戦術が良くても、チームの気持ちがバラバラだと何をしても上手くいかず、逆だと何をしてもハマります。

個人で見た場合、いくら努力しても、自分のことばかり考えると体が重く、チームに必要とされていると感じると軽いです。

おそらく、チームワークが良い状態だと、皆が皆のために良いポジションへ動いていくため、楽に感じると考えられます。
(味方のフォローやカバーリングなど。)



話は戻りますが、以上の理由から、

ボールを持っていない時間をどう動くか?
今のチームが勝つために、自分に何ができるか?

それらを前提にしてから技術を磨く事が、上達のための鍵だと本気で考えています。

そして、全てをしようとせず、また、一発で高評価に逆転しようとせず率直に感じた課題やるべき事を絞ってから、1つ1つ長所を伸ばして頂けたらと思います。


頭の片隅にでも入れて頂ければ幸いです。


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